ペットの売買がない日本へ 澤木のブログ

ペットを取り巻く環境の問題を、辛辣に取り上げて参ります。

2020-01-01から1年間の記事一覧

【生体販売との戦い方】

2年ほど前、「イギリス政府はイングランドのペットショップで生後6ヵ月未満の子犬や子猫の販売を禁止する方針を発表した。イギリスでは劣悪な環境でペット用の犬猫を繁殖させる子犬工場(パピーファーム)に対する批判が強まっており、悪質業者を排除する狙…

【動物愛護であっても「ブーム」は要らない】

「命」に関わるものは、絶対に「ブーム」にしてはいけない。この想いは絶対に変えてはいけません。つまり「動物愛護ブーム」も「保護犬ブーム」も「保護猫ブーム」も、あってはならないということです。 おごれるものも久しからずや、ブームの後には必ず荒廃…

【殺処分ゼロで多くの人が騙される】

環境省は、従来の「殺処分」に3つのカテゴリを設定し、「殺処分に含める殺処分」と「殺処分に含めない殺処分」に分類する事を決めました。 それを受けて、こんな新聞記事も書かれるようになりました。 前年度よりも殺処分が増えているのに、新聞の見出しは…

【闘犬を今すぐに廃止せよ】

グラディエーターという映画がある。主人公は円形闘技場の中で、死闘を繰り返していく反骨やある意味サクセスを描く映画。だが「死闘」であるという事は、主人公が勝ち残る一方でもちろん命を落としていく「相手」がいるわけである。 そして何よりも大切なの…

【生体販売に関わる犬猫の過酷な運命】

私達の多くは、ペットショップで愛犬を迎えた経験があります。また、今隣にいる愛犬がペットショップで迎えたコである、という人も多いでしょう。 もしかするとその愛犬の母犬は、非常に過酷な環境で貴方の愛犬を出産したのだかも知れません。 福井県で、400…

【売れ残った犬猫の行き先】引取屋という闇

前々回、平成24年の動物愛護法改正によって、保健所や愛護センターのような行政施設は、ブリーダーやペットショップなどの業者からの、動物持ち込みを拒否できる事になりました。 従来の目的は、それらの業者が安易に行政に持ち込ませない為、あるいは最後ま…

【レスキューされる頃にはボロボロ】子犬工場

子犬工場とは、従来の生き物としての繁殖の範疇を超えて、自らの金儲けの為に犬猫の命と健康を削りながら、終わりの無い出産を繰り返させる業者の事です。 そして残念ながら、そんな子犬工場に愛護団体がレスキューに入っても、その子犬工場を閉じさせるのは…

【メディアに拡がる動物愛護の波】

先日驚いたのは、デイリースポーツが「動物愛護」に関する記事を書いていた事だ。 ネット配信ではあるが、結構「生体販売」の問題点を突くような、あまり軽く無い記事を配信していた。以前、デイリーにも寄稿しているフリーライターの方から取材を受けたこと…

保護犬・保護猫文化を創るのは貴方です。

私のライフワークは、生体販売糾弾です。そもそも生体販売を辞めたのは、当時12万頭もの犬猫が殺処分されていた中で、なぜまた新しい犬猫を次々と産み出す必要があるのか?経済よりも優先すべき順位を考えた時に、明らかな矛盾があったからです。 今は生体販…

「譲渡に向かない」という理由で殺処分数を誤魔化す?

かつて「殺処分の数は誤魔化せる」という趣旨の記事を書きました。それは、環境省が「殺処分ゼロ」の定義を明確にした、あるいは私達から見れば「変えてきた」事を論拠としています。 そして、その定義とは次の通り。 ①譲渡に向かない個体の殺処分 ②①以外の…

ポッターが楽天撤退を考える理由

今日は、ポッターの通販サイトを応援してもらう為にも、すべてを明かにして解説していきます。 まず、撤退を考えようと悩んでいる理由は2つ。 ①3月18日から始まる、楽天出店者への3,980円以上の買い物について、送料負担を強いる事。 ②せっかく始めて動き始…