先日驚いたのは、デイリースポーツが「動物愛護」に関する記事を書いていた事だ。
ネット配信ではあるが、結構「生体販売」の問題点を突くような、あまり軽く無い記事を配信していた。以前、デイリーにも寄稿しているフリーライターの方から取材を受けたことがあるが、その方は動物愛護の記事をかなり書かれているので、そういったリレーションを活用したのかも知れない。なんにしろ、私達にとってはプラスには違いない事象だろう。
皆さんご存知の「sippo」は、朝日新聞系列のウェブサイト。だから最初の頃は確か太田さんが、全面的に手掛けていたように記憶している。今は様々な深度の記事が掲載されているが、「この記事は太田さんやな」と分かるぐらい、飛び抜けて踏み込んだ記事を書いている。全般的にフワッとした内容が増えた気がする。
このサイトに代表されるように、「動物愛護」というジャンルは朝日新聞系列の専売特許に近いものがあった。ところが冒頭のデイリーに象徴されるように、今は多くのメディアがこの問題を取り上げるようになった。それだけ、日本人にとっても端の方に置いておけない問題になっているという事だろう。
最初にそれが強く目についたのは、「読売新聞」の記事だった。発行部数は日本で最も多い新聞で、しかもこの記事を見てみると「社説」で取り上げられる事は、なんとも頼もしい事。発行部数はそれだけ目にする人の数の指標になるし、多いことや増えることは大歓迎である。
さらには「産経新聞」までもが、こういった問題を取り上げるようになってきている。政治思想的に朝日とは相入れなさそうな、産経や読売も同じ方向を見たスタンスで報じているのは、私たちも心得ているはずの「動物愛護に右も左も保守も革新も関係無い」という事を顕著に表しるようで嬉しい。
もはや全く触れない媒体は無いと言っても良いほど、日本でメジャーな問題になってきている動物愛護。私たちにとっては、犬猫を含む生き物たちの明るい未来の為に、大きな機会が訪れているのだと思います。