ペットの売買がない日本へ 澤木のブログ

ペットを取り巻く環境の問題を、辛辣に取り上げて参ります。

生き物に関する福祉を謳うビジネスに注意

私のところに、また不穏なニュアンスの話がありました。

 

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これもまた、グレーな色合いを感じますが、一方では単に事業に失敗したとも捉えられるような、ギリギリのラインを意図的に走っているのかも知れません。

 

フランチャイズ契約による、生き物に関するサービスを提供する事業で、雇用に関しては、やはり女性に対するアプローチを積極的に行っているようです。

 

不穏なところは、

①動物看護師の資格を取得する為に、提携している通信教育を受講する必要があり(既に資格取得済みの場合は必要なし)、その講座は4万円程度の支払いを要する事。

②店長が決まらない内からスタッフを採用する為、スタッフとして採用された人は、先行して4万円を支払い資格取得するが、店長が採用されない限り「待機状態」になってしまう事。

③そもそも、動物看護師の本当の意味での「公的資格」は存在しないに等しい為、その講座に意味があるかという事。

④相当数の退職・店舗撤退が相次いでいるという情報がある事。

などです。

 

ちなみに、先日取り上げた不穏な生き物ビジネスらしき動きも、再度まとめておきます。

①自身の活動で「保護した」「譲渡した」というFacebookの記事をシェアしただけで、セミナーに参加しないかという誘いをしつこく受ける。

セミナー参加に5,400円が必要で、その後どの程度の範囲かは不明だが、30万円~40万円程度の講座を受講するように勧められる。

③その時の口説き文句は「〇〇支部の責任者になってほしい」。

④この程度の投稿をしただけで、数日内に「私もあった」という報告が何例も寄せられる程に、広く声をかけている。

⑤このような情報を発信すると、SNS上で「取り巻き」が潰しにかかってくる。

 

里親詐欺や動物愛護詐欺など、動物の権利や福祉が成熟していない中で、生き物そのものが犠牲になる分かりやすいものもあります。また、近年生き物の愛護や福祉に対する動きが活発になってきた事で、もともとグレーな活動を得意とする連中が、この世界に乗り込んできたという、金銭的な犠牲をうむケースも増えてきています。

 

今後も、このような事例が寄せられれば、抑止の意味を込めて発信していきたいと思いますので、色々と情報を頂ければ助かります。